東海自然歩道-酔いどれ天使の気まま旅

近畿日帰り里山歩き

2017年 11月3日  三峰山登山 

2017.11月3日
 雲のいくらかは浮かんだりしたけれど、おおむね晴れた日でした。  4:50自宅出発徒歩→北千里5:35発(堺筋線)→鶴橋6:27発(近鉄大阪線)→榛原駅7:45着→発8:09(奈良交通わくわくバス)→掛西口8:58着乗り換え9:00発(御杖ふれあい村営バス無料)→上村9:10着(みつえ青少年旅行村近くの道路工事のためこの地で下車)9:20徒歩発→三峰山登山道9:40着・登山開始(登尾ルート)→山腹の山小屋⒑:⒛→三峰山頂上11:40着・昼食→八丁平経由下山(新道ルート)→みつえ青少年旅行村14:00着→上村バス停14:30帰着(バスを待つ時間の間、川をスケッチ)・13:24発(御杖ふれあい村営バス)→神末敷津15:38着乗り換え(乗換時間が1時間40分あるのでここの道の駅にある「みつえ温泉姫石の湯に入湯)17:10発(三重交通バス)→吊張駅18:04着
上村バス停

尾根道登り

山のピラカンサス

三峰山頂上

頂上のおっさん

頂上からの眺め

八丁平

高見山遠望

紅葉の下山道

 冬山のメッカとして近畿では夙に人気のある三峰山、登りがいがありました。紅葉の季節の晴れた日でしたが、色彩の綾に未だ欠けるところがありました。紅色系の発色が幾分弱かったように観えました。頂上にはこの時20人ばかりが登っておられました。すぐ下の八丁平のほうが、見晴らしが佳く、知っておられる方はたいていそこで昼食の宴を張ったりしてくつろいでおられます。
 登山の帰りに温泉に浸れる贅沢を今日味わいました。みつえ温泉は派手さのない素朴な温泉ですが、自然風の装いが安らぎを得させてくれます。
御杖温泉

御杖村の吊張川スケッチ
















2019年 1月26日  三峰山登山 

天候が思わしくないので前々日から随分逡巡していたのでしたが、荒れた天気も山のあるべき姿と観念し、未明の5時前に家を出、歩いて40分の北千里駅まで歩いたのでした。駅まで歩くのに登山靴では足が重いのでデイパックでなく大型のザックに容れ、トレランシューズですたこら歩きました。
 去年2月11日に同じ山に出かけた折は最終駅の榛原が登山者の群れで大変混雑していたものでしたが、今朝は登山者もほどほどに整然としています。おかげで9時15分発の一台目の霧氷バスに乗ることができました。
 登尾ルートを登ります。ルートの登山者はよほど少ない。去年は老いも若きも数珠繋ぎの登山者が山道に連なっていました。無理もありません、粉雪が吹き荒れ四囲山々の眺望が望めないし、なにより寒気が厳しいのですから。賢い人はこんな日に山を登らないのでしょう。登りの汗には冷えが気持ち良いので上着と肌着だけの装いで登ります。新しい登山靴なのでアイゼンを装着しませんが、そこそこ足元には気を入れます。
 無理をせずしかし切れ目なしのペースで登るのでしたが三峰峠の小屋附近から少々苦しくなります。ようやくにしてたどり着いた頂上は雪が舞いよほどに寒く感じられました。時刻は12:00ちょうど、長居はせず八丁平に下り適当な藪影に風を避け昼食を摂るのでしたが、目前は白一色の丘陵につむじ風が雪を舞い上げ、遠くの山並みへの視界を閉ざしております。去年の、青空を背に一面の花かと見紛う霧氷のきらめきと丘陵に遊ぶ若い登山者たちの笑いさざめきが夢幻の華のようです。時折風のとぎれとぎれにちぎれ雲が行き過ぎ束の間山並みが姿をあらわすのでしたが、カメラの電源を入れる隙もなくすぐ山容は掻き消えるのでした。
 気温は相当に低いらしくミトンだけでしのいでいた手指は赤黒くむくんでくるし、下山の支度にアイゼンを装着しようにもバンドが凍り、手指がかじかんで思うようにままならない。寒さから逃げるようにして下山しました(弁当だけはしっかり食べた)。思慮分別のある経験豊富な登山者のようにウィンドヤッケと手袋を用意するのだったと悔やんでも後の祭り。三峰峠まで下ると寒気も緩み、ようやく危地を脱っし得たような安堵に包まれます。
 みつえ青少年旅行村に下山したのは午後2時20分、2時半発の姫石温泉行のバスに乗ることができました。バスの往復乗車券代2700円を払うと、入湯料100円割引とタオルのサービスがあります。しかも貸し切り同様のバスが待機し湯上がり後16:00に出発して榛原駅まで送ってくれるのでした。30吊ほど温泉を利用されました、ありがたいこっちゃでした。ただし14:30までに下山しなくてはね。
 温泉上がりに一杯飲み、帰りのバスに揺られて居眠りをし、平和な達成感にひたります。
今年の1月頂上


雲の晴れ間に浮かぶ山々

去年の頂上
2019

去年の八丁平
2017



/a>