東海自然歩道-酔いどれ天使気まま旅
近畿日帰り里山歩き
2017年 4月16日
千光寺~鳴川
2017.4.16、元山上口駅から千光寺を経て鳴川園地、そして平岡神社、近鉄枚岡駅までの山歩き。
マップ②
マップ①
元山上口駅8:50→千光寺⒑:00→鳴川越え⒑:50→ぼくらの広場11:30→平岡神社13:50~15:00→平岡駅15:10
元山上駅
駅前風景
大阪平野の東端、生駒山系の山歩きです。大阪にこんなにも自然豊かな里がありました。千光寺までは櫟原川(いちはらかわ)沿いに谷の林道を登ります。
竜田川
出だしの集落では規模小さいショッピングセンター、交番、幼稚園、生駒山山口神社という古社などが目印となります。谷沿いの集落では分岐点が多く注意して進まないと迷います(実際、曲がり点を見落として行き過ぎました)。道は徐々に急になり頭上の規模大きいコンクリート陸橋をくぐる辺りから地の山道になります。
上り道
渓流
石像
さらに登ると行場と称す川縁に奇怪な石像2体、鳴川山扁額の掲げられた山門そしてなんの目的なのか水車が現れます。
鳴川寺門
水車
やがて千光寺への石段、上の山門へと着きました。
千光寺山門
寺格は真言宗醍醐派別格本山とあります。縁起には660年頃役小角がこの地に草堂を構えたのが始まりだとか。後、天武天皇が伽藍を建立し「千光寺《と吊付けたとあります。役小角が大峰山を開く以前に修行したので、この地を「元の山上《とよばれたとの由来があります。山上とは大峰山の山上ヶ岳のことですね。規模は小さいながらも奥深い山地にあって俗を廃し連綿と信仰の灯をともし続けてきたのもむべなるかなと想わせる、きらりとした魅力のある寺院です。鐘つき堂も小ぶりながら形よくおさまって見映えがします。
鐘楼
山影の石橋
お寺を去り、山へ入る瀬に素朴な石橋があります。橋脚は野石を積んだだけで、橋板には大きな一枚石で渡らせています。苔むしています。かなり古くからあり続けたものと想わせます。目を引かせられました。
千光寺からは自然のままの山道となり、鶯の初音が咲き遅れた山桜にさえずりわたります。時として山道は急峻となりますが長くは続かず、家族連れのハイカーの格好の山遊びの場かと想われます。
寒椿①
寒椿②
鳴川峠は信貴山-生駒縦走路の里程点です。上を生駒スカイラインが走ります。上へ上がるとベンチなどがあり休憩地なっているようでした。北へと鳴川園地の方へ進みます。ハイカーのひと数がにわかに増えました。尾根の遊歩道になっています。しかし登りはきついです。道から西へ下りる方向へ感応寺の標、割愛します。尾根道の上り勾配が緩くなった地点に整備された錦鯉の池がありました。人慣れしている鯉らしく、足音に寄り集まってきます。
錦鯉
群れる鯉
「府民の森《「鳴川園地《などの高みはひときわにぎわいを見せ、時分時なので、春の陽の下、老若男女がてんでに弁当を使っておられました。 私もここでワンカップ・おにぎりの昼食にします。
鳴川園地
山桜①
山桜②
枚岡神社
神事立札
枚岡神社鳥居
平岡神社の大灯篭は、実際にはこれほど高くはないのですが、すこしデフォルメし過ぎた嫌いがあります。
枚岡神社大灯篭