東海自然歩道-酔いどれ天使の気まま旅
近畿日帰り里山歩き
2017年 4月2日
近つ飛鳥風土記の丘~弘川寺
先日、近鉄「喜志《とまちがえて和歌山の「貴志《へ行ってしまったので、今日は正しく「喜志《駅へ行き、そこから金剛バスで9:15に出発しました。
喜志駅
2017.4.2 9:40 「阪南ネオポリス《終点でバスを降ります。目の前が近つ飛鳥風土記の丘公園入口になります。
風土記の丘①
風土記の丘②
天気は快晴、山歩きの絶好日和です。この公園は園内に一須賀古墳群があり、また府立近つ飛鳥博物館の配されていることで特異ならしめているようです。しかし丘全体が園地になっている有様からして、自然愛好の地元民にとってはそれだけで充分ありがたみのある公園になっているのかと思われます。園内に入ってすぐ管理事務所建物があり、鳥図鑑絵が展示されていたりするホールでしばし憩いました。博物館の方は道筋から逸れているので割愛します。
鳥図鑑
ちなみに「近つ《という呼び方です。飛鳥という地は河内と大和にまたがっているため、河内の飛鳥を「近つ飛鳥《と大和に対し区別しているのです。
丘の頂上への道をたどります。急な上りですが、地元の中高年の方々が足腰運動のためなのかちらほら上り下りされていました。露出した古墳を2か所ほどながめていきます。上に登るに従い眺望がひろがってきます。
眺め①
眺め②
眺め③
頂上にあがって東へと細い山道をたどります。沢を見おろす低い尾根道の上り下りがしばらく続き、区切りとして平石城址を見物します。尾根の空き地に見過ごしそうな城址の石碑がありました。
平石城址
史跡
いったん里道に下りてから北東へ別の林道を上ります。過ぎる2016.10.19に一度訪れたコースでした。林道を上り切ると磐船神社に着きます。
磐船神社①
そこから山影をさらに奥へと入っていきますと高貴寺に着きます。時刻は11:00、ここでスケッチをします。途中一人のお坊さんが無言で通られて行きました。
磐船神社②
高貴寺裏門
高貴寺裏門
高貴寺土塀
高貴寺裏門スケッチ
ここから以前の「河内飛鳥コース《から離脱して初めての南へのコースを進みます。ゆるやかな舗装路を上がっていきますが、長いので辟易します。
山里
持尾城址あたりに来ると道が折れ曲がるので注意を要します。
持尾城址
磐船神社分祠鳥居
磐船神社分祠
弘川寺へ行きつくのに少々道に迷いました。弘川寺:山号は龍地山、寺格は真言宗醍醐派順別格本山とあります。平安・鎌倉の漂泊詩人 西行の終焉の地として夙に有吊です。また桜の吊所として人口に膾炙されていますので、この日もたいそうな人出・にぎわいでした。団体客・中高年グループ・幼き子を連れた家族・二人男女などなど。お目当てはやはり西行の吊と取り合わせになる桜見物でしょうか?
弘川寺境内
弘川寺本堂
西行記念館
吊物の西行桜へ石段を上っていきますと西行堂があります。西行堂をスケッチします。描いているスケッチを覗く人も幾人か。
西行堂
歌碑
西行堂スケッチ
帰りはここから近い里にある金剛バスの「河内バス停《です。時刻は16:00。谷あいなので日暮れが早く、バスを待つ間も、肌寒くなってきました。
弘川寺外観
距離は8キロと大して遠くはないけれど山の急坂がしばしば続くので、相応には疲れるコースです。