東海自然歩道-酔いどれ天使の気まま旅

近畿日帰り里山歩き

2017年 3月26日 西の京寺社巡り 

3月26日、天気思わしくないけれど歩きたいのと絵を描きたいのとがつのって、奈良の大和西大寺から「西の京寺社巡り《に行きました。
西大寺裏門

8:30 大和西大寺駅に到着。西大寺前の町筋を南へまっすぐ歩いて行きます。堀のような大池川の橋を渡り比較的大きな道路と直交する交差点から先、道が怪しくなりました。土手上を1キロほど歩いて間違いに気づき戻ります。目指す菅原天満宮へは1本東のまちがった辻からアプローチしたようです。菅原天満宮はこじんまりした町中の神社という規模です。ちょうど境内庭には梅が咲いております。本殿を護るのは狛犬に替わり一対の牛です。
菅原天満宮本殿
菅原天満宮梅
牛像











菅原天満宮表門
神社門前の筋を西へと少したどりますと、東大寺のモデルになったといわれる喜光寺の南大門と大きな本殿の屋根が見えてきます。
喜光寺
横の阪奈道路に近く、その取り合わせからしても寺院は比較的新しくどうも木造でないような建物の風合いです。阪奈道路をくぐり西へと向きを変えてしばらく歩き、大きく南へ湾曲する道路に沿って行くと、垂仁天皇陵の豪に出ます。
垂仁天皇陵
この地点から歴史街道の道標に従って南方向へ、気持ちの良い散策路をたどります。唐招提寺門前の茶店や土産物店、飲食店が道に並んできました。拝観料を紊めて境内に入ります。鑑真の開いたというこのお寺は私にとっては初見です。建築の上においても、金堂の寄棟屋根の意匠が質実である点、私なりに気にいっていました。
唐招提寺金堂遠景









唐招提寺金堂
講堂
スケッチしようと意気ごんで見参したのですが、建物が大きい過ぎて視界に収まるアングル位置が見つけられません。それに参拝客の少なからず行き来されている状況では場所を定めるなど迷惑になりそうです。立ったままで鉛筆線描きにとどめました、それも画に収まりやすいよう妻側斜め向きのアングルです。
唐招提寺金堂スケッチ
 寺院を出てから門前でざる蕎麦を食しました。そばつゆのほかに塩が付け合わされ、よかったら塩で蕎麦の神髄を味わってくださいとの店の女性の弁。そこまで蕎麦通ではないので控えて遠慮しました。
 最後に薬師寺に参ります。唐招提寺から南へ一本道です。間が悪くちょうど東塔五重塔が改修工事中だとかで全面仮設シートで隠されていました。やはり人気のある寺院なので参拝者が大勢です。西塔を撮影するにとどめました。
薬師寺











西塔
寺院というより一大観光テーマパークのような空間なので少々気が引けます。それに本堂をスケッチしようとすると、若いお坊さんが傍に来られ、スケッチなりません、とやんわり注意を受ける始末。スケッチ行為はやはり信仰とは意図を異にするので、上謹慎なのでしょうか?西の京駅へは歩いてすぐの距離ですが、観光バスや自家用車が出入りし、騒々しい門前です。早々に帰路につきます。時刻は未だ12:00でした。

西の京駅