東海自然歩道-酔いどれ天使の気まま旅
近畿日帰り里山歩き
2016年 12月7日 矢田寺~松尾寺
駐車場の車のフロントガラスに、霜が張り付いていた。頬を突き刺す空気の冷えが気持ちいい、12月7日の朝です。早朝6:25発のバスに乗って、山歩きへ出かけます。生駒の裏側、矢田寺・松尾寺てくてく歩きです。
南生駒駅からすぐ舗装路の急登となります。住宅地を登り切ると、大瀬ふれあい公園が左に。この近辺住宅地の人たちは駅まで毎日この急坂を朝夕上り下りしているようです。若いハイティーンのお嬢さんが下りてきたので挨拶をします。足腰が鍛えられるだろうな。道の分岐の足湯の施設が、誰もいないのに湯気が立っています。
生駒山遠望
足湯
榁木峠にトウチャコ。
榁木峠
石仏
五尺地蔵石仏群があります。峠を下っていくと矢田山遊びの森と公園棟に着きました。りっぱな建物です。比較的大きな池があって、池辺には白い鴨。静かです、当たり前、ひとがいないから。池面に映る紅葉が見事。森の中の石畳の道、ゆるい登り。
棟
公園棟
樅木と鴨
池面
石畳の道
木漏れ日
東明寺に到着。午前の陽を受けて明るいのですがひとの気配がなく、寂しいお寺です。
東明寺
東明寺外
東明寺門
縁起
矢田寺、アプローチに重厚な石垣を廻らせた城構えのような規模の寺院です。正式の山号は金剛山寺といい、高野山真言宗のお寺さんです。境内は複雑に堂宇が配され通路が曲がりくねり、どこが入口でどこから脱け出てよいのやら、途方にくれます。時刻は⒑:⒛、梵鐘をスケッチをしました。オブジェが多いので線描きに時間を取られますし、彩色も色が多いので知らぬ間に時が経過します。一通り終わったら、12:30になっていました。
梵鐘スケッチ
寺院の華やかな構えにはたじろぎます、味噌嘗め地蔵だけを撮影しました。
矢田寺本堂
味噌嘗め地蔵
境内は一切飲食が禁止なので、先へ足を進めようとしますが、寺領からの道の分岐が確認できず、結局まちがえました。案内地図から南方向の谷通しの道をたどってしまい、急坂の連続を登りつめると、峠の展望台にようやく到着。ここでワンカップ・おにぎりの昼食を摂ることができました。時刻は13:30.
展望台からの眺め
午後の山道
松尾寺も大きいお寺さんです。真言宗醍醐派の別格本山、またの山号は補陀洛山。厄病除けというので、この日もそこそこに参拝者が多く、休日はたいそうにぎわうそうです。同じ方向を歩く地元のおじさんが親切に道案内を説明してくださった。
松尾寺山門
松尾寺外
松尾寺内
松尾寺三重塔
周りは山また山、平郡(へぐり)駅の里へ下りるまで、人跡かすかな山道を、ひたすらたどりました。
里山道
道の分かりにくいコースでした。しかも急坂の上りが多く、多少は山登りの労苦を味わえることができました。
平郡駅